施設方針
施設基本方針
- 施設サービス計画に基づき、良質の介護・福祉サービスを提供することにより 入居者がその有する能力に応じ、安心で安全な自立した日常生活を営むことが できるようにすることを目指します。
- 入居者の意思及び人格を尊重し、常に入居者の立場に立って良質の介護福祉サービスを提案し、個別ケアを実践します。
- 明るく家庭的な雰囲気を有し、地域や家族との結びつきを重視したコミュニティケアの運営を行い、各市町村及び介護保険事業者と密接な連携に努めます。
- 入居者の重度化に伴う医療ニーズの増大に対応できるよう、職員教育体制の整備・人員の確保・医療機関との連携に努めます。
入居者の処遇方針
施設の基本方針に沿い、入居者一人一人が自分らしく、生き生きした生活が送れるような場を提供し、ユニットケアによる個々のニーズに合わせた個別ケアを実践していきます。
施設内の入居者の生活空間を12つのユニット(1ユニットは10人)に分けて小規模化し、入居者とスタッフの人間的な交流のある共同生活型運営を行い、入居者の生活の為のユニットとなることを目指します。
全室個室対応とすることで、入居者のプライバシーの尊厳を守り、また馴染の家具を持ち込んでいただく等、生活環境を整えることで、より在宅生活に近い家庭的な雰囲気を提供できるようにしていきます。
- 心身共に健康で安定した施設生活の実現と、利用者本人が安心で笑顔あふれる生活ができるようユニット内での入居者同士や職員との信頼関係・なじみの関係を構築する。
- 安らぎと生き甲斐、潤いのある施設生活実現の為、諸行事・趣味活動を通じて情操感 を高め、地域の人々との交流の機会をもち、心の触れ合いを大切にしていく。
- 施設の社会化を図り、社会の一員として地域社会への参加する機会を図る。
- 家族関係の絆を図る為に面会、帰省の機会をもてる関係作りを大切にし、諸行事、 諸活動を通じて積極的な交流を図る。
- 在宅復帰支援を念頭に置き、自立した生活を目指す。本人・家族等の相談支援を行い、 必要に応じ地域の居宅介護支援事業所や主治医との連携を図っていく。
施設運営方針
- 活力ある施設運営を実現するため入居者と職員、職員同士の信頼関係を構築する。
- 入居者の受け入れが円滑にできるよう万全な配慮をする。 〇入居申込書受付 〇事前面接 〇契約説明 〇環境整備
- 施設管理の重要性 建物の維持管理を常に行い、入居者・利用者にとって快適に生活ができ、職員に とっても働きやすい環境を作る。
- サービスの質の向上 入居者・利用者及び家族の福祉・介護のニーズを適切に把握し、ニーズに応じた 質の高いサービスを提案する為、各会議、各委員会を設置する。部署間の連絡を 密にし、常に最適なサービス、業務内容の充実に努める。
- 積極的活動と利用者の拡大・サービスの給付 利用者の拡大の為に積極的活動を行う。
- カタログ・パンフレットの配布
- 地域住民・老人会との関係強化、老人ホームへの理解を深める
- 近隣市町村にある居宅介護支援事業所との関係強化
- ボランティア・研修生等の積極的受け入れ
- 相談・苦情対応 入居者または家族からの相談・苦情に対応する窓口を設置し、各関連機関との連絡 を取り合う等迅速に対応・解決していく。必要に応じ第三者医院や市町村・県に 報告する。事故や苦情・相談に関して必ず状況と経過・結果を記録し、その対応策を 職員に周知徹底させ、同じ苦情を繰り返さないよう、誠意をもって介護していく。 施設内に意見箱を設置し、潜在ニーズを探り、検討・解決していく。
- 安全管理 入居者、利用者の安全確保に関して十分な配慮を行う。
- 防災計画、消防訓練等の実施
- 感染症対策予防と衛生管理(感染症対策委員会の設置)
- 事故発生防止(安全対策委員会の設置)
- 身体拘束廃止にむけての取り組み(安全対策委員会の設置)
- 非常災害対策(防災委員会の設置)
- 提携病院、嘱託医との密接な連携による医療体制、健康管理体制の確立
- 高齢者虐待防止(高齢者虐待防止委員会)
- 職員研修・教育の充実 利用者及び家族の権利意識が生まれるじょうきょうとなり、より一層高レベルな介護が 求められる中、国・県・市・社会福祉協議会・福祉医療機構・民間団体が開催する研修
会等に参加することで、新たな知識・技術を学び、また他施設との意見交換の場を設けていく。施設内でも「研修のプログラム」を作成し、定期的な内部研修を行う等、職員教育の場を充実させ、勉強会を通じて接遇マナーや介護の専門的知識、技術向上を目指していく。
- 個人情報の保護 個人情報保護法に基づき、利用者とその家族、またはスタッフのプライバシー等に配慮し、介護提供時・文章開示時等、個人情報の取り扱いには十分留意していく。
施設長メッセージ
特別養護老人ホームはまなす苑は、平成17年11月1日に流山市こうのす台に開設されました。 開設当初、デイサービスセンターは定員30名からスタートしたのですが、今現在では定員124名と大規模事業へと発展することができました。地域に開かれた施設作りをモットーに、夏祭りは地域にも開放し、たくさんの地域住民の方に来苑していただき活気ある施設運営が展開できているのではないかと思っております。今後ますます高齢人口は増え続けていきます。その中で私たちができることは何かを日々暗中模索しております。年々増え続ける入所待機者の解消はもとより、地域に根ざした施設運営をしていくことは、地域の方々の駆け込み寺にならなくてはならないと考えます。私たちの施設は地域の中で成長していかなければならないのです。その為には、住民の皆様に施設を知っていただき、一緒に施設作りに参加してもらいたいと考えております。
住民参加型の特別養護老人ホームこそ、はまなす苑の目指す施設であります。 これからも地域に愛される施設作りに取り組んでいきたいと思います。
伊藤光弘